軽石(かるいし)
水に浮く、穴だらけの石

スポンジのように穴だらけで、手に持つと驚くほど軽い石。水に入れると、ぷかぷか浮かびます。火山の噴火でできた石で、海を何百キロも旅して、遠くの海岸に流れ着くこともあります。

石の種類火成岩(火山噴出物)
できる場所火山の噴火で、ガスをたくさんふくんだマグマがふくらんで固まる
主な成分火山ガラス
かたさもろい。こするとくずれる
色白・うすい灰色・クリーム色
見つかる場所火山の近く、海岸の漂着物
使いみちかかとをこする軽石、園芸の土

軽石の見分け方

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
軽石白っぽい。穴だらけ水に浮く
スコリア(黒い軽石のなかま)黒〜赤茶色。穴だらけ軽石より重く、ふつうは沈む
サンゴのかけら白い。小さな穴酢をかけると泡が出る

どうやってできたの?

マグマの中には、炭酸飲料のように、ガスがたくさんとけこんでいます。噴火でマグマが地表に出てくると、炭酸のふたを開けたときのように、ガスが一気に泡になります。

その泡だらけの状態のまま、冷えて固まったのが軽石です。穴の一つひとつは、ガスの泡の跡なのです。

海をわたる石

2021年8月、小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」が噴火し、大量の軽石が出ました。軽石は海流に乗って1,000km以上旅をして、2か月ほどで沖縄や鹿児島の海岸にたくさん流れ着きました。

穴の中に空気が閉じこめられているので、水より軽くなり、浮かぶことができるのです。ただし、長いあいだ水につかっていると、穴に水がしみこんで、やがて沈んでいきます。

どこで見つかる?

火山の近くの地面や崖、そして海岸の漂着物の中で見つかります。海岸では、海草や流木と一緒に、波打ちぎわの少し上(満潮で打ち上げられたところ)に白い軽石が転がっていることがあります。

砂浜を歩いて、白くて軽い石を見つけたら、水に浮かべて確かめてみましょう。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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