石灰岩(せっかいがん)
サンゴや貝からできた、酢で泡が出る石

白〜灰色の、すべすべした石。大昔の海にいたサンゴや貝、小さな生き物のからが積もってできました。お酢をかけると、シュワシュワと小さな泡が出るのが最大の特徴です。

石の種類堆積岩
できる場所あたたかい浅い海で、サンゴや貝のからが積もる
主な成分炭酸カルシウム(貝がらやチョークと同じ)
かたさやわらかめ。釘で傷がつく
色白・灰色・黒っぽい灰色
見つかる場所石灰岩の山がある地域(埼玉の秩父、岐阜、山口など)の川
使いみちセメントの原料、校庭のライン引き

石灰岩の見分け方

お酢のテストは、目立たない場所に1〜2滴たらして、虫めがねで泡を観察してみてください。黒っぽい石灰岩でも泡が出ます。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
石灰岩白〜灰色。すべすべ酢で泡が出る。釘で傷がつく
石英白〜半透明。ガラスのツヤ泡は出ない。釘で傷がつかない
大理石白くてキラキラ石灰岩が熱で変わったもの。酢で泡が出る

どうやってできたの?

サンゴや貝のからは、炭酸カルシウムという成分でできています。あたたかい浅い海で、そうした生き物が死ぬと、からが海の底に積もり、長い時間をかけて固まって石灰岩になります。

日本の石灰岩の多くは、何億年も前の南の海でできたサンゴ礁が、プレートに乗って運ばれてきたものだと考えられています。

なぜ酢で泡が出るの?

お酢の酸が、炭酸カルシウムとくっつくと、二酸化炭素というガスが出ます。それがシュワシュワの泡の正体です。卵のからにお酢をかけても、同じように泡が出ます。

雨水も、ほんの少しだけ酸性です。長い年月をかけて雨水が石灰岩をとかしてできたのが、鍾乳洞(しょうにゅうどう)です。山口県の秋吉台・秋芳洞が有名です。

石灰岩は、セメントの原料にもなります。日本は資源が少ない国ですが、石灰岩は国内でまかなえる、数少ない資源のひとつです。

⚠️ お酢のテストをするときは
  • 使うのは家庭用のお酢だけにしましょう。
  • テストのあとは、石を水で洗ってください。

どこで見つかる?

石灰岩の山がある地域の川で見つかります。関東なら埼玉県の秩父(武甲山)、ほかに滋賀県・岐阜県の伊吹山、山口県(秋吉台)、高知県などが知られています。

街の中でも、石灰岩が使われていることがあります。また、海岸に打ち上げられたサンゴや貝のかけらも、石灰岩と同じ成分です。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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