玄武岩(げんぶがん)
黒くて重い、溶岩の石

黒っぽくて、持つとずっしり重い石。富士山や伊豆大島の溶岩はこの石です。じつは地球の海の底のほとんどと、月の黒い模様も玄武岩でできています。

石の種類火成岩(火山岩)
できる場所火山から流れ出た、さらさらした溶岩が冷えて固まる
主な鉱物斜長石・輝石・かんらん石
かたさかたい
色黒〜黒っぽい灰色。古くなると茶色っぽくなる
見つかる場所富士山・伊豆・九州などの火山の近く、その川や海岸
名前の由来兵庫県の「玄武洞」

玄武岩の見分け方

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
玄武岩黒い。重い白いつぶがほとんどない
安山岩灰色。白いつぶが目立つ玄武岩より明るい色
黒曜石黒い。ガラスのようにツヤツヤ割れ口が鋭く光る

どうやってできたの?

玄武岩は、ねばりけが少ない、さらさらしたマグマからできます。さらさらしたマグマは、火口から川のように流れ出て、広く平らな溶岩の大地をつくります。それが冷えて固まったのが玄武岩です。

地球の表面の約7割をしめる海の底は、ほとんどが玄武岩でできています。海の真ん中の山脈からマグマがわき出し、冷えて固まって、新しい海の底をつくり続けているのです。

名前は「玄武洞」から

兵庫県豊岡市にある「玄武洞」は、玄武岩が六角形の柱のような形(柱状節理)にずらりと並ぶ場所です。溶岩が冷えて縮むときに、規則正しく割れてできた形です。

「玄武岩」という名前は、この玄武洞から付けられました。玄武洞は国の天然記念物になっています。

夜空の月を見ると、黒っぽい模様が見えます。あの「海」と呼ばれる部分も玄武岩です。地球と月で、同じ石がつくられているのです。

どこで見つかる?

富士山のまわり、伊豆半島、伊豆大島・三宅島などの伊豆諸島、九州などの火山の近くでよく見つかります。海岸に溶岩が流れこんだ場所では、海辺の黒い岩場がそのまま玄武岩ということもあります。

溶岩の上は足場が悪く、とがった部分で手を切りやすいので、軍手と歩きやすい靴で行きましょう。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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