磁鉄鉱(砂鉄)(じてっこう)
磁石にくっつく黒いつぶ。砂鉄の正体

砂場や砂浜で磁石を動かすと、黒いつぶがヒゲのようにくっついてきます。それが砂鉄、その正体は「磁鉄鉱」という鉱物です。鉄をたくさんふくんでいて、昔の日本では、砂鉄から鉄を作り、日本刀を作っていました。

石の種類鉱物
主な成分鉄と酸素(鉄の割合がとても多い)
かたさモース硬度 5.5〜6.5
色黒。金属のようなツヤ
性質磁石にくっつく
見つかる場所全国の砂浜・河原の砂・公園の砂場
使いみちたたら製鉄(日本刀の材料)

磁鉄鉱(砂鉄)の見分け方

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
磁鉄鉱黒。金属のツヤ磁石にくっつく
黒雲母黒。キラキラうすくはがれる。磁石にはつかない
玄武岩の砂黒〜灰色磁石につきにくい(中の磁鉄鉱のつぶだけがつく)

どうやってできたの?

磁鉄鉱は、マグマが冷えて固まるときに、小さな結晶として岩の中にできます。花崗岩や安山岩、玄武岩などの中に、少しずつふくまれています。

岩が雨や風でくずれて砂になると、重い磁鉄鉱のつぶは、川や波に運ばれるうちに、砂浜や川底の決まった場所に集まります。それが砂鉄です。

砂鉄から日本刀

日本では昔、「たたら製鉄」という方法で、砂鉄から鉄を作っていました。粘土で作った炉に、砂鉄と木炭を入れて、三日三晩火をたき続けると、「玉鋼(たまはがね)」という質の良い鉄ができます。

この玉鋼が、日本刀の材料になりました。島根県の奥出雲では、今でもたたら製鉄の技術が受けつがれています。

⚠️ 砂鉄を集めるときは
  • 磁石は、ビニール袋に入れてから砂につけましょう。磁石に直接くっついた砂鉄は、なかなか取れません。
  • 小さな磁石は飲みこむと危険です。小さな子どもと遊ぶときは、大きめの磁石を使いましょう。

どこで見つかる?

全国の砂浜、河原の砂、公園の砂場で集めることができます。街の中でも、砂場があればすぐに試せます。

砂浜では、波打ちぎわに黒い筋のように砂鉄がたまっていることがあります。そこで磁石を動かすと、たくさん集まります。

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