斑れい岩(はんれいがん)
黒っぽい大きなつぶの、玄武岩の兄弟

黒や濃い灰色のつぶに、白いつぶがまじった、黒っぽい石。玄武岩と同じような成分のマグマが、地下の深いところでゆっくり冷えてできました。茨城県の筑波山の山頂のあたりは、この斑れい岩でできています。

石の種類火成岩(深成岩)
できる場所地下の深いところで、マグマがゆっくり冷えて固まる
主な鉱物斜長石(白)・輝石(黒)・かんらん石
かたさかたい
色黒っぽい〜濃い灰色
見つかる場所茨城県の筑波山(中腹から山頂)、山口県萩市の須佐など
別の呼び方黒御影(石材として)

斑れい岩の見分け方

玄武岩と見くらべるときは、つぶの大きさを見ます。斑れい岩はつぶが目で見えますが、玄武岩はつぶが細かすぎて、ほとんど見えません。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
斑れい岩黒っぽい。つぶが大きい石英をふくまない
閃緑岩白と黒のまだら斑れい岩より白っぽい
玄武岩黒い。つぶが見えない同じような成分の火山の石

どうやってできたの?

斑れい岩は、地下の深いところで、マグマがゆっくり冷えてできた石です。ゆっくり冷えるので結晶が大きく育ち、つぶが目で見えるほどになります。

もとになるマグマは、玄武岩と同じような成分です。同じようなマグマが、火山から地上に出て急に冷えると玄武岩に、地下深くでゆっくり冷えると斑れい岩になります。

筑波山のてっぺんの石

茨城県の筑波山は、中腹から山頂のあたりが斑れい岩、ふもとが花崗岩でできています。

花崗岩は斑れい岩よりくずれやすく、早くけずられていきます。けずられにくい斑れい岩が山頂のあたりに残ったので、なだらかなすその上に、けわしい山頂がのったような形になったと考えられています。

「斑れい岩」の「斑(はん)」はまだら、「糲(れい)」は玄米という意味の漢字です。どんな見た目から付いた名前なのか、石を見ながら考えてみてください。

どこで見つかる?

茨城県の筑波山では、中腹から山頂にかけて斑れい岩を見ることができます。山口県萩市の須佐では、「高山はんれい岩」と呼ばれる斑れい岩のマグマが、まわりの地層を熱で焼いて、ホルンフェルスに変えました。

黒っぽい御影石(黒御影)として、建物の石材にも使われています。街で黒っぽいつぶつぶの石を見つけたら、斑れい岩かもしれません。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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