閃緑岩(せんりょくがん)
白と黒のつぶがまだらの、花崗岩より黒っぽい石

白いつぶと黒いつぶが、まだらに混ざった石。花崗岩とよく似ていますが、黒いつぶが多いので、全体が少し黒っぽく見えます。花崗岩と同じように、地下の深いところでマグマがゆっくり冷えてできた石です。

石の種類火成岩(深成岩)
できる場所地下の深いところで、マグマがゆっくり冷えて固まる
主な鉱物斜長石(白)・角閃石(黒)。黒雲母や輝石をふくむこともある
色白と黒のまだら。花崗岩より黒っぽく、斑れい岩ほど黒くない
石英少ない。多いものは「石英閃緑岩」と呼ばれる
別の呼び方黒御影(石材として)

閃緑岩の見分け方

花崗岩・閃緑岩・斑れい岩は、黒いつぶの多さで見分けます。白っぽい順に、花崗岩→閃緑岩→斑れい岩。拾ったら、ほかの石と並べてみると違いがよくわかります。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
閃緑岩白と黒のまだら黒いつぶが多く、石英が少ない
花崗岩白っぽい。つぶが大きい黒いつぶが少なく、透明な灰色の石英が多い
斑れい岩黒っぽい〜濃い灰色閃緑岩よりさらに黒い

どうやってできたの?

閃緑岩は、地下の深いところで、マグマがゆっくり冷えてできた石です。ゆっくり冷えるあいだに鉱物の結晶が育つので、つぶが目で見えるほどの大きさになります。

花崗岩のマグマとくらべると、黒い鉱物の成分を多くふくむマグマからできるため、角閃石などの黒いつぶがたくさん育ちます。花崗岩のなかまの大きな岩のかたまりのふちの部分や、斑れい岩のそばなどに見られます。

火山の石にも「兄弟」がいる

同じような成分のマグマでも、地下深くでゆっくり冷えるか、火山から地上に出て急に冷えるかで、ちがう石になります。

閃緑岩と成分が近い火山の石は安山岩です。同じように、花崗岩は流紋岩と、斑れい岩は玄武岩と成分が近い、兄弟のような関係です。

黒っぽい閃緑岩や斑れい岩は、石材として「黒御影(くろみかげ)」と呼ばれ、建物などに使われています。

どこで見つかる?

閃緑岩は、花崗岩のなかまの大きな岩のかたまりのふちや、斑れい岩のそばなどで見られます。そうした岩がある地域の川では、河原の石にまじっていることがあります。

新潟県の糸魚川ジオパークでは、石の紹介の中で閃緑岩を取り上げています。街の中でも、黒っぽい御影石(黒御影)の石材に、閃緑岩が使われていることがあります。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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