粘板岩(ねんばんがん)
うすい板のように割れる、黒い石

黒っぽくて、うすい板のように平らに割れる石。泥岩が地下で強く押されて、生まれ変わった石です。習字の硯(すずり)や、建物の屋根の材料にも使われています。

石の種類変成岩
できる場所泥岩が、地下で強い力で押される
もとの石泥岩
かたさ泥岩よりかたい
色黒・濃い灰色
見つかる場所全国の河原
使いみち硯、屋根のスレート

粘板岩の見分け方

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
粘板岩黒い。板のように割れる割れた面が平ら
泥岩黒っぽい。すべすべ割れ方がばらばら。やわらかい
結晶片岩緑や銀色。うすくはがれる表面がキラキラ光る

どうやってできたの?

地下深くで、泥岩が横から強い力で押されると、中の小さな鉱物のつぶが、押された向きと直角に並び直します。

つぶが同じ向きにそろうと、その向きに沿って、うすく平らに割れるようになります。これが粘板岩です。もっと強い熱と力を受けると、結晶片岩に変わっていきます。

東京駅の屋根と、宮城の硯

宮城県石巻市の雄勝(おがつ)で採れる粘板岩は「雄勝石」と呼ばれ、600年以上前から硯の材料として使われてきました。

雄勝石は、東京駅の丸の内駅舎の屋根にも使われています。2011年の東日本大震災の津波に耐えたスレートも、駅舎の屋根に使われています。

どこで見つかる?

全国の河原で見つかります。黒くて平べったい石を見つけたら、粘板岩かもしれません。

平べったいので、水切り遊びの石としても人気です。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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