結晶片岩(けっしょうへんがん)
緑や銀色に光る、うすくはがれる石

うすい層が何枚も重なったような石で、表面が緑色や銀色にキラキラ光ります。緑色のものは昔から「青石(あおいし)」と呼ばれ、日本庭園の庭石として大切にされてきました。

石の種類変成岩
できる場所地下深くで、強い圧力を受けて鉱物が並び直す
主な鉱物緑泥石・雲母・石英など
かたさいろいろ
色緑・銀色・黒っぽい灰色
見つかる場所関東から九州にかけての三波川変成帯(埼玉・群馬・四国など)の川
別の呼び方青石(緑色のもの)

結晶片岩の見分け方

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
結晶片岩緑や銀色。キラキラ層に沿ってはがれる
粘板岩黒い。にぶいツヤキラキラはしない
蛇紋岩緑〜黒。ぬるっとしたツヤ層ではなく、模様がまだら

どうやってできたの?

結晶片岩は、海のプレートが陸の下にもぐりこむ場所で、地下深くまで引きずりこまれた岩が、強い圧力を受けてできた石です。

強い力で押されると、鉱物が平らにつぶれながら、同じ向きに並んで育ちます。そのため、うすい層が重なったような見た目になり、層に沿ってはがれやすくなります。

長瀞の岩畳と、庭の青石

埼玉県の長瀞(ながとろ)には、結晶片岩が畳を敷きつめたように広がる「岩畳」があり、国の名勝・天然記念物になっています。保護されている場所なので、石を持ち帰ることはできません。

群馬県の三波川や、徳島県の吉野川で採れる緑色の結晶片岩は「三波石」「阿波の青石」と呼ばれ、日本庭園の庭石として有名です。

どこで見つかる?

関東から四国・九州にかけて、「三波川変成帯」と呼ばれる結晶片岩の帯がのびています。埼玉県の荒川上流、群馬県の神流川、四国の吉野川などの河原で、緑色や銀色の石を見つけることができます。

天然記念物の場所(長瀞の岩畳など)では、石を拾うことはできません。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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