長石(ちょうせき)
花崗岩の白やピンクのつぶ。地球でいちばん多い鉱物

花崗岩の中の、白やうすいピンク色のつぶ。それが長石です。地球の岩をつくっている鉱物の中で、いちばん多いのが長石のなかまで、わたしたちの足元はほとんど長石でできているといってもいいほどです。

石の種類鉱物
主な成分ケイ素・アルミニウムに、カリウム・ナトリウム・カルシウムなどがくっついたもの
かたさモース硬度 6。釘で傷がつかない
色白・クリーム色・うすいピンク・灰色
ツヤガラスのようなツヤ(割れた面)
見つかる場所花崗岩・安山岩などの中。全国の河原の砂
使いみち陶磁器(やきもの)の原料

長石の見分け方

花崗岩を手に持って、くるくる回しながら光に当ててみてください。白いつぶの面が鏡のように一瞬キラッと光ったら、それが長石です。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
長石白〜ピンク。不透明平らな面でキラッと光る
石英灰色〜半透明。透ける割れ口がカーブで、平らな面がない
方解石(石灰岩・大理石の成分)白〜透明釘で傷がつく。酢で泡が出る

どうやってできたの?

長石は、マグマが冷えて固まるときに、石英や雲母と一緒に結晶になります。花崗岩・安山岩・流紋岩など、ほとんどの火成岩の中にふくまれています。

長石は雨や風で古くなると、やわらかい粘土に変わっていきます。わたしたちが粘土遊びやお茶わんに使う粘土の多くは、もとは長石だったのです。

お茶わんの材料

長石は、陶磁器(やきもの)の大事な材料です。土に長石を混ぜて高い温度で焼くと、長石がとけてガラスのようになり、すき間をうめて、かたい器になります。

お茶わんの表面のツヤツヤした部分(うわぐすり)にも、長石が使われています。

どこで見つかる?

長石だけで転がっていることは少なく、花崗岩の中のつぶとして見つけるのがいちばん簡単です。河原で花崗岩を拾ったら、その中の白やピンクのつぶを探してみてください。

河原の砂を虫めがねで見ると、透明な石英のつぶにまじって、白い不透明なつぶが見えます。それも長石です。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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