黄鉄鉱(おうてっこう)
金のように光る、サイコロ形の結晶

金属のように光る、うすい金色(真鍮色)の鉱物。サイコロのような四角い結晶になることがあり、金とまちがえられることもあります。でも成分は、鉄と硫黄。金とは、こすったときの色で見分けられます。

石の種類鉱物
主な成分鉄と硫黄
かたさモース硬度 6〜6.5。釘で傷がつかない
色うすい金色(真鍮色)
ツヤ金属のようなツヤ
結晶の形立方体(サイコロ形)・正八面体・五角十二面体など
こすったときの色黒〜緑がかった黒

黄鉄鉱の見分け方

黒っぽい泥岩や、緑色の結晶片岩の中に、小さな金色のサイコロが入っていることがあります。虫めがねで探してみてください。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
黄鉄鉱うすい金色。四角い結晶こすると黒っぽい色がつく
金金色こすっても金色のまま
雲母(金色っぽくなったもの)金色にキラキラうすくはがれる。軽い

どうやってできたの?

黄鉄鉱は、鉄と硫黄がくっついてできた鉱物です。いろいろな種類の岩の中にできます。

とくに、海の底に積もった泥には、目に見えないほど小さな黄鉄鉱のつぶが、ふつうにふくまれています。泥岩や結晶片岩の中には、目で見える大きさの結晶が入っていることもあります。

金とまちがえないコツ

黄鉄鉱は金色に光るので、金とまちがえられることがあります。見分けるには、茶わんの底のざらざらした部分(素焼きの部分)に、軽くこすりつけてみます。黒っぽい色がつけば黄鉄鉱、金色のままなら金です。

英語では「パイライト」といいます。ギリシャ語の「火」に関係する言葉から付いた名前で、強くこすると火花が出ることに由来するといわれます。

黄鉄鉱は、空気や水にふれていると少しずつ分解して、茶色っぽい鉱物(褐鉄鉱)に変わっていきます。

⚠️ こすって調べるときは
  • こするのに使う茶わんは、大人に聞いてからにしましょう。
  • 鉱物の粉が手についたら、洗いましょう。

どこで見つかる?

黄鉄鉱は、いろいろな岩の中に入っています。神奈川県の酒匂川(さかわがわ)の河原では、丹沢の山から流れてきた玄武岩や安山岩の中に入っていることがあります。徳島県では、緑色の結晶片岩(阿波の青石)や黒っぽい泥岩の中に、目で見える結晶が入っていることがあります。

形のきれいな結晶は、博物館の鉱物コーナーでも見ることができます。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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