片麻岩(へんまがん)
白と黒のしま模様。高い熱と力でできた石

白っぽい層と黒っぽい層が、しま模様のように重なった石。地下深くで、高い熱と強い力を受けて、鉱物が並び直してできました。岐阜県では、約20億年前にできた片麻岩の小石が「日本最古の石」と呼ばれています。

石の種類変成岩
できる場所地下深くで、高い温度(約400〜600℃)と強い力を受ける
主な鉱物石英・長石(白い層)、黒雲母・角閃石(黒い層)
色白と黒のしま。しまの幅は数ミリ〜1センチほど
見つかる場所北海道の日高地方、岐阜県・富山県の飛騨地方、福島県の阿武隈地方など
県の石福島県の岩石(日本地質学会が選定)

片麻岩の見分け方

花崗岩と同じような鉱物でできていますが、つぶがしま模様に並んでいるのが片麻岩、つぶがばらばらに散らばっているのが花崗岩です。

似ている石との違い

石見た目見分けるポイント
片麻岩白と黒のしま。つぶが大きいつぶがしまに並んでいる
花崗岩白っぽい。つぶが大きいしまがなく、つぶがばらばら
結晶片岩緑や銀色。キラキラ層に沿ってうすくはがれる

どうやってできたの?

片麻岩は、地下深くで、高い温度(約400〜600℃)と強い力を受けた岩が、生まれ変わってできた石です。

熱と力を受けるあいだに、白っぽい鉱物(石英・長石)が多い層と、黒っぽい鉱物(黒雲母・角閃石など)が多い層ができて、しま模様になります。中に、赤いざくろ石のつぶをふくむこともあります。

日本最古の石

岐阜県七宗町(ひちそうちょう)の飛騨川の川岸には、「上麻生礫岩(かみあそうれきがん)」という、小石がつまって固まった礫岩があります。

この礫岩にまじっていた片麻岩の小石を調べると、約20億年前にできたものだとわかり、「日本最古の石」と呼ばれるようになりました。礫岩そのものができたのは約1億7000万年前で、そのとき、もっと古い大陸の岩がけずられて、小石として運ばれてきたと考えられています。

七宗町には「日本最古の石博物館」があり、この石を見ることができます。

どこで見つかる?

片麻岩は、北海道の日高地方、岐阜県・富山県の飛騨地方、福島県の阿武隈地方などに分布しています。こうした地域の川では、河原の石にまじっていることがあります。

福島県では、阿武隈高原の片麻岩が「県の石」(岩石)に選ばれています。

⚠️ 石を拾うときの注意
  • 雨のあとや、上流のダムのサイレンが鳴ったときは川に近づかない。水は急に増えます。
  • 子どもだけで川や海に入らない。浅く見えても流れが速い場所があります。
  • 国立公園や天然記念物の場所などでは、石を持ち帰ってはいけないことがあります。看板や地域のルールを確かめましょう。
  • 持ち帰るのは、手のひらに乗るくらいの石を少しだけに。

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