石モンに、
思い出が宿る話。

石モン図鑑は、戦って強さを競うゲームではありません。

もちろん、そういう遊び方もできます。
日本一、世界一強い石モンを育てるとか、
誰よりカッコいい石モンを集めるとか。
それもこのゲームの醍醐味の一つだと思っています。

でも、本当に作りたかったのは、
そういうゲームじゃなかったんです。

作りたかったのは、家族で夢中になれるもの。

休日にみんなで散歩しながら、
「あ、これいい石じゃない?」
「ちょっと撮ってみてよ」
って盛り上がれるもの。

家族の思い出が、もう少しだけ濃くなって、
ちょっとだけ色褪せにくくなる。
そんな遊びを作りたかった。

でも、作りながら、自分でも驚いたことがあります。

石モン図鑑は、ちょっと不思議なゲームなんです。

生まれてくるのは、AIが描いた画像。
データ上は、ただのファイル。

でも開発の途中、バグで石モンが消えてしまったことがあって、
そのとき、自分はかなりショックを受けたんです。

なんでだろう、と少し考えて、気づきました。

その石モンには、思い出が宿っていたんです。

息子と一緒に探した石。
父と歩いた河原で見つけた石。
あの日、あの場所で、その石を選んだ瞬間。

石モンは AI が生み出した一枚の画像だけど、
そこには、ちゃんと自分たちの時間が入っていた。

データが消えた、というより、
思い出が消えたような気がして、本当に悲しかった。

それで、確信したんです。

このゲームは、強さを競うものじゃなくて、
思い出を残すものなんだと。

通勤の途中、ふと足を止めて撮った石。
旅先で家族と笑いながら拾った石。
子どもが「見て!」って差し出してきた石。

そういう、本当はすぐ忘れてしまうような瞬間が、
石モンという形で、ずっと手元に残ってくれる。

もし、最近ちょっと忙しくて、
子どもとゆっくり遊べていないなと感じているあなた。

今度の週末、少しだけ外に出てみてください。
行き先は近所の公園でも、いつもの散歩道でもいい。
子どもと一緒に、足元の石を眺めてみる。
それだけで、たぶん何かが始まります。

「これ、石モンにできるかな?」
って、子どもがしゃがみ込んだら、
もうそこが、二人だけの冒険の場所です。

石モン図鑑は、戦わなくてもいい。
誰かと比べなくてもいい。

ただ、家族と一緒に歩いて、
気になった石を撮って、
生まれた石モンを、ちょっとだけ大切にしてみる。

それだけで、いつかその石モンを開いたとき、
あの日のことが、ふと胸に戻ってくる。

そういうゲームでありたいと思っています。

── 石モン図鑑
P.S.

だから石モン図鑑には、
元の石の写真も、拾った場所も、その日の日付も、
ぜんぶ一緒に記録されるようになっています。

それぞれの石モンに、
ちゃんと「あの日」が刻まれるように。

その話は、また次のページで →
石モン図鑑とは あの日を忘れない仕組み
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